従業員の能力発揮EMPLOYMENT

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基本的な考え方

事業を支えるもっとも重要な基盤は人材です。私たちは、従業員一人ひとりが持てる力を存分に発揮し、いきいきと活躍できる環境を整えることで、企業の持続的な発展へとつなげていきます。

人事方針

DEI(Diversity, Equity & Inclusion)

多様な従業員が活躍することがロッテノベーション創出の原動力であり、企業競争力の源泉であると考えており、DEIを推進しています。その一環として、日本全体の課題でもある女性活躍に取り組み、性別に関係なく活躍できる制度・風土を整備し、DEIを推進していきます。

中期目標

DEIの推進に対する取り組みの一環として、2023年度までに国内の女性管理職比率を10%以上にすること、さらに2028年度までに20%以上にすること目標に掲げています。

ダイバーシティ 中期目標

実績 女性管理職比率

2021年3月末時点 5.9%(㈱ロッテ 4.5%)
2022年3月末時点 7.3%(㈱ロッテ 4.8%)
2023年3月末時点 7.4%(㈱ロッテ 4.6%)
集計対象:㈱ロッテおよび国内グループ会社
     過去情報に誤りがあったため見直しています。

女性活躍推進

当社では、次世代の管理職候補である若手女性社員の育成を目的として、食品企業6社合同女性活躍推進セミナーを2016年より毎年実施しています。各企業の女性管理職と交流を深め、将来のイメージや活躍のヒントを得ることができると好評です。多様なキャリアの在り方やロールモデルを知ることで、自身の中長期的なキャリアを主体的に考える場となっています。こうした取り組みの結果、管理職を目指す女性リーダー(係長相当)の数は着実に増えています。また、新卒採用においては女性比率40%を目標とし、さらなる女性活躍を推進しています。

DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の推進

当社は、2023年1月にWEPs(女性のエンパワーメント原則)へ署名をし、ジェンダー平等の推進を加速させています。経営層からDEIを推進する意図や、経営戦略との関係性なども動画で発信し、社内への周知を実施しています。また、管理職や基幹職を対象にダイバーシティ研修を実施しています。

WEPs:2010年3月に、国連と企業の自主的な盟約の枠組みである国連グローバル・コンパクトと国連婦人開発基金が共同で作成した7原則のこと。企業がジェンダー平等と女性のエンパワーメントを経営の核に位置付けて自主的に取り組むことで、企業活動の活力と成長の促進を目指して、女性の経済的エンパワーメントを推進する国際的な原則として活用されることが期待されている。

LGBTQ+への取り組み

当社では、誰もが安心して働ける職場環境を整備するためにLGBTQ+への取り組みを行っています。人権方針で性的指向や性自認、性表現に対する差別の禁止を明文化しており、これに基づいて人権研修およびハラスメント防止研修、LGBTQ+理解促進の研修を全社員に対して行っています。さらに、2023年6月よりALLY(アライ)についての情報提供とALLY表明者の募集を開始しています。また、採用活動においては性別欄に「その他」および「無回答」の項目を追加したエントリーシートを導入しています。

ALLY(アライ):LGBTQ+を理解し、支援する人

LGBTQ+ Ally
LOTTEレインボーロゴ

働き方改革

一人ひとりが働きやすい職場づくりに向け、労働時間削減と生産性向上に取り組み、ライフ・ワーク・バランスの実現を目指します。一人当たり年間総労働時間の削減を指標として、テレワーク勤務やスライドワークなど、働きやすい環境整備を進めるとともに、従業員の意識の改革にも取り組み、心も体も健康で、充実した生活の実現を目指します。

中期目標

2023年度までに国内のグループ会社に勤務する従業員一人当たり労働時間を年間1,850時間以下にすること、さらに2028年度までに年間1,800時間以下にすることを目標に掲げています。

働き方改革 中期目標

実績 従業員一人当たり実績

2020年度 年間総労働時間1,885時間 時間外労働時間(管理職除く)131時間 有給休暇取得日数13.3日
2021年度 年間総労働時間1,880時間 時間外労働時間(管理職除く)129時間 有給休暇取得日数14.1日
2022年度 年間総労働時間1,923時間 時間外労働時間(管理職除く)163時間 有給休暇取得日数15.2日
集計対象:㈱ロッテおよび国内グループ会社

働き方改革推進委員会の設置

当社では、生産性向上による労働時間削減を実行するためには、具体的な取り組みが必要と考え、2017年5月に働き方改革推進委員会を設置しました。当該委員会は関連部署と連携しながら、適正な労務管理の推進や、残業時間の多い部署の業務改善サポートに取り組んでいます。

テレワーク勤務制度

当社では、ICTを活用し時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方を推進し、労働生産性を高めるとともに、育児や介護など、ライフステージを迎えた際も安心して働き続けられることを目的として、テレワーク勤務制度を導入しています。

スライドワーク(時差出勤)制度

当社では、個々のライフスタイルに合わせて従業員が働きやすい環境を整備するとともに、早朝や夜の業務に効率的に対応することを目的として、個人単位で始業および終業時間を選択できるスライドワーク(時差出勤)制度を導入しています。

フリーアドレスオフィス

当社本社ビルの一部では、固定席を設定せずに、従業員がその日の仕事に合わせて席を選んで働くことができるフリーアドレスオフィスを導入しています。コミュニケーションを活発に行う席や、集中して作業を行う席など、様々なテーマの座席を設置しています。

㈱ロッテ本社ビルの一部

有給休暇の取得促進

当社では、余暇の充実や自己研さんに充てる時間を創出し、ライフ・ワーク・バランスの実現を目的に、有給休暇の取得促進に取り組んでいます。

ライフイベントと仕事の両立

当社では、出産や育児、介護などのライフイベントを迎えた際も安心して働き続けられるよう、様々なサポートを行っています。

出産のサポート

当社では、従業員が安心して産休に入り、また、スムーズに職場復帰できるようにサポートをしています。上司は「出産・育児面談シート」を活用し、体調把握や引き継ぎに関する確認を行います。どの職場においても、上司と妊娠中の従業員が円滑にコミュニケーションを図れるよう、体制を整えています。

育児のサポート

当社では、子育てをしながら働く従業員が、育児と仕事を両立し安心して働き続けられるよう取り組んでいます。社内制度は、法律で定められたものよりも充実した制度となっています。浦和工場、狭山工場の敷地内には、事業所内保育所が設置されています。また、育休復帰後の社員が上司と参加するワークショップや、育児中の従業員が参加するランチケーション等、ネットワーク構築やマインドセットにつながる施策を実施しています。さらに、男性の育児参画を目的とし、育児休業制度の周知や社内研修にも力を入れています。

事務所内保育所の開設

従業員エンゲージメント

一人ひとりがいきいきと働き、自らの成長と働きがいを感じられる職場づくりに取り組み、従業員エンゲージメントの向上を目指します。定期的に、国内の全従業員を対象とした社員意識調査を実施し、従業員エンゲージメントの指標である働きがいを定量的に把握し、課題の抽出と改善に向けた取り組みを継続していきます。

中期目標

2023年度までに国内のグループ会社に勤務する社員のうち働きがいを感じている割合を80%以上にすること、さらに2028年度まで80%以上を維持することを目標に掲げています。

従業員エンゲージメント 中期目標

実績 働きがいを感じている社員の割合

2020年調査 62.7%
2021年調査 62.4%
2022年調査 59.7%
集計対象:㈱ロッテおよび主な国内グループ会社

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