ロッテガムの歴史

■1.戦後の日本人の心をとらえたチューインガム

第二次世界大戦中、アメリカ軍はチューインガムを携帯食料の一つとして利用していました。第二次世界大戦後、彼らとともに、このチューインガムが日本に入ってきて、子供たちを中心に愛好者が急増していきました。
この当時、日本でのチューインガム原料は、酢酸ビニル樹脂が主流でした。しかし、チューインガムの本場アメリカでは「天然チクル」が採用されていました。

ロッテは創業当初から、この本物ならではの噛み心地が得られ、おいしさが持続する「天然チクル」の素晴らしさに注目し、当時、輸入規制の中で積極的に関係官庁に輸入促進運動を展開していきました。

■2.国産初の天然チクルを使用したガムが登場

1950年代前半に貿易の自由化が始まり、輸入規制のあった「天然チクル」も入手可能となりました。そして、1954年(昭和29年)にロッテは、国産で初めて天然チクルを使用した「バーブミント」ガムを市場に送り出しました。同じ年に発売された「スペアミント」ガムは、天然チクルと厳選された各種原料を使用し、特にスペアミントの清涼感を生かした製品として、品質・市場ともに支持された画期的な商品でした。

続いて、現在も好評の超ロングセラー商品「グリーンガム」を発売。「お口のエチケットガム」として、デートを楽しむ若者の間で評判となりました。

さらに、グリーンガムと並ぶロングセラー商品「クールミントガム」を発売。そのペパーミントの爽快な刺激は、「辛口、大人のガム、お口の中は南極のさわやかさ」というキャッチフレーズとともに、大きな話題を呼びました。

こうしてロッテは、「天然チクルのロッテガム」という、チューインガムのトップメーカーの地位を一層確実なものにしました。

■3.機能に特化した新たなガムの登場

1980年代前半、わが国でも栄養学・予防医学・家庭医学に関する知識が急速に普及向上し、菓子に対しても健康志向の風潮が強まってきました。そのニーズをいち早くキャッチし、ロッテは従来のガムに新しい機能を付加させた目的ガムを商品化しました。

本来、ガムには、噛むことによる「お口スッキリ・眠気スッキリ・お口をうるおわす」という3つの大きな機能があります。しかし、消費者ニーズを調査すると、従来の機能をより際立たせた「眠気を吹き飛ばす・頭をスッキリさせる・歯磨き効果がある・義歯でも安心して噛める」等の目的を持つガムを求めていることがわかりました。

その結果、ロッテが開発したのが、眠気スッキリの「ブラック・ブラック」、お口スッキリの「フラボノ」、歯につきにくい「フリーゾーン」の3種類の目的のガムです。こうした努力の甲斐もあって、チューインガムのファン層はさらに拡大することになります。

■4.健康志向を意識したガムへ

平成に入ると、社会のヘルシー志向の高まりに応えるように、シュガーレスガムが登場しました。さらに、シュガーレスガムに続いて話題を集めたのが1997年(平成9年)のキシリトールガムの登場です。
すでにロッテは、20年前から虫歯の原因となる酸を作らない甘味料のキシリトールに着目し、砂糖に代わる原料として研究を重ね、1997年、商品化を実現しました。

このキシリトールの登場によって、新たなる健康志向時代に向けた社会のニーズを掘り起こし、菓子・嗜好品といった分野を超えた、新しい領域にまで躍進を続けていくこととなりました。

■5.新しいガムの境地を切り開く、次世代のガム

日常のすみずみまで浸透したガム。しかし10代から20代の若い世代は、ガムから離れつつありました。
ロッテは、若い世代がもう一度ガムを楽しんで貰いたいという想いから、新たなガムを送り出しました。

2006年に発売したACUOは、20代の“自分たち向けのセンスのいいミントガムを楽しみたい”という思いに応えるガムとして開発。息スッキリが長持ちする「MFLアクオカプセル」技術を開発し、「息をデザインする(爽やかにする)」というコンセプトを実現。
また、2009年に発売したFit'sは別の切り口で若い世代の心を掴むことに成功。若い人たちの多くが感じていた「ガムを噛むと顎が疲れる」という不満を解消することにより、噛み心地が「フニャン」とした新感覚のガムが登場しました。

人々が必要とするガムがある限り、新たに登場するガム。この繰り返しが、新たなるガムの新境地を切り開きました。

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