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「噛むこと」により、筋活動アップ、重心・姿勢の安定効果を期待!千葉ロッテマリーンズ選手にオリジナルの「プロフェッショナルガム」を提供

「噛むこと」により、筋活動アップ、重心・姿勢の安定効果を期待! 千葉ロッテマリーンズ選手にオリジナルの
「プロフェッショナルガム」を提供

ロッテでは、プロ野球チーム千葉ロッテマリーンズに対して、パフォーマンス向上のための「噛むこと」を通じたサポート活動を2019年より継続して行っております。東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室 武田友孝客員教授(日本スポーツ協会 公認スポーツデンティスト)監修のもと、「トレーニングガム」や選手一人一人に合う形状・硬さ・香味をカスタマイズした「プロフェッショナルガム」の提供、口腔健康セミナーなどを実施しています。

ロッテの「噛むこと研究部」が、アスリートのパフォーマンス発揮のサポートとなることを目指して開発した「トレーニングガム」「プロフェッショナルガム」は、噛んでいる間の硬さの変化が少ない、特別な設計となっているのが特徴です。

「噛むこと」で、野球パフォーマンス向上の可能性

バッティング時には、噛みしめることで咀嚼筋が活動し、大きな力を生み出すことにつながります。また走塁のスタート時に必要な加速や、守備の時においても身体のバランスを保つために、適度な力で噛みしめることは重要と思われます。咀嚼筋を鍛えることで短い距離を走る時のスピードが速くなったという報告もあります。普段から噛み合わせが悪くならないようにすることや、咀嚼筋を鍛えることが、選手のパフォーマンス向上のためにも重要だと考えられます。

「プロフェッショナルガム」提供選手のコメント

中村奨吾 選手

中村奨吾 選手

アップ中にガムを噛むことによって、身体がほぐれやすく、リラックス効果も感じています。プライベートでも、運転中や食事後によくガムを噛みます。今年も自分専用の「プロフェッショナルガム」を作っていただけるので、ガムを噛みながら気持ちをリフレッシュさせ、身体ケアのひとつとして、しっかりガムを噛み、今シーズンもがんばっていきたいです。

小島和哉 選手

小島和哉 選手

試合中などに緊張すると唾液が出にくくなりますが、「プロフェッショナルガム」は、硬さもあって口を動かすことになるので口中が潤い、またリラックス効果もあります。移動中の車内や、試合後のベンチ、普段のランニングの際にもガムを噛んで習慣にしています。

荻野貴司 選手

荻野貴司 選手

今年は1年を通してプロフェッショナルガムを噛みチームに貢献できるように頑張りたいです。

山口航輝 選手

山口航輝 選手

今年もたくさん「プロフェッショナルガム」を噛み、たくさんホームランを打っていきたいです!

藤原恭大 選手

藤原恭大 選手

ほぼ毎日「プロフェッショナルガム」を噛んでいて、ルーティーンになっています。練習前と試合前・試合中にガムを噛むことが多いのですが、特に試合前にガムを噛むことでリラックスできています。

春季キャンプ恒例!
野球における「噛むこと」の重要性について専門家が解説

口腔健康セミナーを受ける千葉ロッテマリーンズ選手

2019年から始まった千葉ロッテマリーンズとの取り組みでは、「プロフェッショナルガム」の提供だけではなく、選手たちのパフォーマンス向上のために「噛むこと」の重要性を伝える口腔健康セミナーを実施しています。

2023年2月20日に石垣島のキャンプ地にて開催された口腔健康セミナーでは、武田友孝客員教授を講師に迎え、「噛むこと」が運動能力や怪我の防止に良い効果があること、ガムを使った噛むことのトレーニング「ガムトレ」の重要性などについて講義を行っていただきました。
噛む力や噛み合わせによる筋活動アップや重心・姿勢の安定効果、集中力・判断力アップ、リラックス効果につながることなども、セミナーで紹介されました。
「特に野球においては、バッティングの際などに咀嚼筋が活動し、瞬間的なパワーを効率的、効果的に発揮することにつながっています。身体バランスを保つためにも、偏りなく噛めるということも大事です」といった話があり、選手たちは皆、真剣な表情で武田友孝客員教授の講義に耳を傾けていました。

噛むチカラ測定を今年も実施。

選手の咬合力と左右バランスを測る噛む力測定を実施

口腔健康セミナー開催の同日に、新人選手を含めた14名の選手の噛むチカラを測定しました。佐々木朗希選手も測定した2020年以来、3年ぶりに測定した髙部瑛斗選手は、左右の噛むバランスが良好になっているのがわかりました。いつガムを噛んでいるのかという質問に対して、髙部瑛斗選手は「球場に着いてアップのストレッチをしている時にも噛んでいるし、試合中もずっと噛んでいる」とのこと。測定結果を受けて、「左右の噛む力のバランスが前回の測定よりも均等になっていたので良かった。噛む力は少ししか向上していなかったので、もう少しガムを噛んで強くしていきたい」と意気込みました。

同じく3年ぶりの測定となった本前郁也選手からは、「左右の噛むバランスが結構よくなっていたので良かった」とコメントをもらいました。

髙部瑛斗選手

髙部瑛斗選手

①:咬合力【単位:N(ニュートン)】
②:咬合力左右割合

武田 友孝 客員教授コメント

髙部瑛斗選手は、左右の噛むバランスは申し分ないと思います。接触点数が増えているように見えますので、今後はガムトレーニングの際に、より「噛むこと」を意識すると、噛む力も上がっていくのではないかとかと思われます。

本前郁也選手

本前郁也選手

①:咬合力【単位:N(ニュートン)】
②:咬合力左右割合

武田友孝客員教授コメント

本前郁也選手は、3年前よりも左右の噛むバランスが改善しています。右奥歯の噛む力と接触点が少ないので、ガムトレーニングの際に意識して強め・長めに噛んでみると良いかもしれません。

まとめ

「噛むスポプロジェクト」によって周知している「噛むこと」の重要性が、千葉ロッテマリーンズの選手のパフォーマンス向上につながれば幸いです。今後も、プロアスリートはもちろん一般の方々に、「噛むこと」とスポーツの関係の重要性をお伝えしていきたいと思います。