お口の健康を守るための オーラルケア習慣+キシリトールをはじめませんか?

  • 歯磨き
  • 正しい
    食生活
  • フッ素
  • 定期健診

予防歯科の先進国である
フィンランドの保健センターには、
このような四つ葉のクローバーの
イラストが描かれた
ポスターが貼られています。
4つの葉は、歯と口の健康を保つために必要な
「歯みがき」「正しい食生活」
「フッ素(フッ化物)」「定期健診」が
描かれています。
茎の部分にあたるのは「キシリトール」です。
「キシリトール」にはお口の健康をサポートする
働きがあるのです。

お口の健康を守るためのオーラルケアに、
キシリトールを取り入れてみませんか?

キシリトールとは

むし歯の原因にならない

むし歯の原因となる酸を作らない糖アルコールの一種で、白樺や樫などの樹木や植物から作られる成分です。

砂糖とほぼ同じ
甘みを持つのに、
カロリーが砂糖の75%

砂糖と同じくらいの甘味がありますが、キシリトールのカロリーは約3キロカロリー/gと、約4キロカロリー/gの砂糖と比べて少なめです。また、スッとした爽やかな冷涼感が特徴です。

FEATURES

むし歯の仕組みとミュータンス菌を減らす成分
「キシリトール」の効果

point 01

ミュータンス菌などが出す酸が
むし歯の原因
に

歯の表面やすき間に残った糖分を元にミュータンス菌などが作る酸によって、口の中が酸性になります。むし歯とは、その酸によって歯の成分が溶かされてしまった状態をいいます。

ミュータンス菌がむし歯を作る
メカニズム

私たちの口の中には、無数の細菌が住んでいます。細菌の種類には個人差がありますが、ほとんどの人の口にむし歯の原因菌のひとつミュータンス菌がいます。

ミュータンス菌などは、歯の表面やすき間に残った糖分を取り込んで歯垢(プラーク)をつくります。そして、歯垢のなかで繁殖し、食べ物に含まれる糖をエサにして酸を作ります。この酸が、歯のエナメル質の内部から、大切な歯の成分であるカルシウムやリンを溶かしてしまうことを「脱灰」といいます。脱灰の状態が続くと、ついには歯に穴が空いてしまう「むし歯」となります。

むし歯リスクが高い人

ミュータンス菌などが活発に活動しやすい生活習慣の人はむし歯リスクが高くなります。例えば、

  • 飲食回数が多い人、特に砂糖を頻繫にとる習慣がある人
  • 歯のブラッシングが不十分で歯垢(プラーク)が十分に落とせていない人

などです。歯垢は単なる食べかすではありません。実は、ミュータンス菌など細菌のかたまりなのです。

むし歯をつくらないためには、ミュータンス菌などを口の中で増やさないようにすること。ミュータンス菌などが酸をつくりにくいような生活習慣をすることが大切です。

point 02

ミュータンス菌を減らす成分
「キシリトール」

ミュータンス菌はほとんどの人の口の中に潜んで歯垢をつくり、口のなかの糖分をエサとして繁殖し、むし歯の原因となる酸をつくり出します。キシリトールは口の中のミュータンス菌を減らし、むし歯のリスクを減らす効果が報告されている成分です。

口の中のミュータンス菌量を減らし、
その状態を保つ

ミュータンス菌が多い成人179名が、キシリトール群と対照群にランダムに振り分けられました。キシリトール群の人は、キシリトールを30%含むチューインガムを1日に6粒噛み、それを1年間継続しました。1日あたりキシリトール摂取量は2.5gでした。対照群の人はキシリトール成分を含まないチューインガムを同じように噛みました。そして、ガム摂取期間が終わる1年後と、更に1年間ガムを摂取せずに経過観察した後に、唾液中のミュータンス菌、むし歯の状態などが評価されました。

130名(キシリトール群64名、対照群66名)が試験を完了しました。キシリトール群の人は対照群の人に比べ、1年後に唾液中のミュータンス菌が有意に減り、2年後にもその状態が保たれていました。更に、キシリトール群の人は対照群の人に比べ、2年間におけるむし歯の進行が抑えられました。

参考文献
  • Cocco, F., Carta, G., Cagetti, M.G. et al. Clin Oral Invest(2017) 21: 2733.
  • ©2017 The Author(s); Creative Commons Attribution 4.0 International License.
キシリトール含有ガム摂取後の唾液中ミュータンス菌の変化。唾液中のミュータンス菌(log10 CFU/mL)は、キシリトール使用群(64名)が試験開始時5.41、6ヶ月後5.33、1年後5.16、2年後5.15と減少し、プラセボ使用群(66名)は5.32、5.22、5.33、5.33と横ばい。ガム摂取期間は試験開始直後から1年後まで。1年後・2年後に統計学的に有意差あり(p<0.05)。ミュータンス菌が多い成人男女を対象とした研究
むし歯の進行に対するキシリトール摂取の効果。全試験期間の重度う蝕歯・充填歯・抜去歯における△ICDASスコアは、キシリトール使用群1.25、プラセボ使用群1.80で統計学的に有意差あり(p<0.05)。ミュータンス菌が多い成人男女を対象とした研究
母親のキシリトール摂取と子どものミュータンス菌検出率。母親がキシリトール配合ガムを噛んだグループの検出率は月齢6ヶ月0%、9ヶ月4.3%、12ヶ月16.3%、18ヶ月44.7%、24ヶ月63.0%。噛まないグループは8.6%、41.9%、72.7%、72.7%、87.1%。9ヶ月以降で統計学的に有意差あり(p<0.05)。出典: Nakai Y et al. J Dent Res 89(1):56-60, 2010。ミュータンス菌が多い妊婦を対象とした研究

point 03

キシリトールが
母子伝播のリスクを軽減

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しないミュータンス菌ですが、大人と同じスプーンを使用した際などに、だ液を通じて伝播し、赤ちゃんの口にもそのまま棲みついてしまいます。
ミュータンス菌を減らす力がある成分キシリトールを、お母さんが妊娠中から摂り続けていると、赤ちゃんへのミュータンス菌の伝播を遅らせます。

妊婦さんのキシリトール配合ガム摂取が、
赤ちゃんへのミュータンス菌伝播を遅らせる

ミュータンス菌が多い妊婦さんが、キシリトール群と対照群にランダムに振り分けられました。対照群の人は、歯磨き指導や食事指導を含む保健指導を受けました。キシリトール群の人は保健指導に加え、妊娠6ヶ月目から出産後9ヶ月までの13ヶ月間、甘味料としてキシリトールが100%のチューインガムを噛みました。1日あたり5g以上の摂取を目標にしましたが、介入期間における実際のキシリトール摂取量は平均3.83gでした。そして、子どもが2歳になるまでの間、子どもの口の中からミュータンス菌が検出されるかどうかを評価しました。その結果、キシリトール入りチューインガムを噛んだ母親から生まれた赤ちゃんは、対照群の赤ちゃんに比べ、生後9ヶ月から24ヶ月までの間、ミュータンス菌が検出される割合が有意に少ないことがわかりました。

参考文献
  • Nakai Y, et al. Xylitol Gum and Maternal Transmission of Mutans Streptococci. J Dent Res 89(1):56-60, 2010
HISTORY

キシリトールの歴史

  1. 1943年

    安定したキシリトールの結晶化に成功

  2. 1970年

    フィンランドのトゥルク市でキシリトールの歯の健康に関する研究開始

  3. 1975年

    キシリトール入りチューインガムがフィンランド、アメリカで発売

  4. 1983年

    WHO(世界保健機関)とFAO(国際食料農業機関)が安全性を確認

  5. 1988年

    フィンランド歯科医師会がキシリトールを推奨

  6. 1997年

    厚生省(現・厚生労働省)が食品添加物として認可、“日本におけるキシリトール元年!”
    日本フィンランドむし歯予防研究会
    発足

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