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その
07

カリン大百科

カリンのおすすめの
取り入れ方って?

――さまざまな有効成分が含まれているカリン。生のカリンが手に入ったら、どんな風に日常の暮らしの中で取り入れればよいのか、おすすめの方法をロッテ中央研究所の大澤謙二さんに伺いました。

生のカリンが手に入ったら、シロップ漬けやはちみつ漬けにすると日常に取り入れやすいかと思います。中でも、お酒に漬け込みカリン酒にするのもおすすめです。カリンには高い抗酸化作用をもつポリフェノールや、抗菌活性の強いトリテルペン化合物をはじめ、さまざまな有効成分が含まれています。アルコールに漬け込むと両方の成分が効率よく抽出できます。ホワイトリカーや焼酎、ウォッカ、ジンなど、お好みのお酒に漬け込むのがよいと思います。

皮、果肉、種、それぞれに有効成分が含まれていますので、カリン酒をつくるときは果実をそのままスライスし、余すことなく使い、抽出効率を高めるのがよいと思います。香気成分も抽出されますので、芳醇な香りも楽しめます。

教えてくれた人

教えてくれた人

大澤謙二さん

ロッテ中央研究所噛むこと研究部 部長補佐
1985年ロッテに入社。中央研究所基礎研究部でカリンエキスをはじめとする素材開発研究に24年間携わる。中央研究所の基礎研究部、次いで「噛むこと」の研究の専門部署「噛むこと研究部」の責任者を歴任。現在は同研究部部長補佐。薬学博士。

カリンへの愛

カリンはさまざまな有効成分をもつ素晴らしい果物です。古くからのどに良い果実として用いられてきましたが、未だに解明されていないことがたくさんあります。そんな神秘的な部分も魅力ですね。

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