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その
08

カリン大百科

カリンって
どんな香り?

――黄金色の洋ナシのような見た目のカリン。その見た目から皆さんはどんな香りを想像しますか?実はその香りのよさから、栽培されている地域では、玄関先などに芳香剤として置いたりもされているそう。魅惑の果物“カリン”の香りについて、ロッテ中央研究所の小林ちひろさんにお話しを伺いました。

カリンは非常に香りのよい果物です。イメージとしてはリンゴや少し洋ナシのような香りに近いですが、そこにフローラルな香りも合わさっています。果物の香りと言えば、甘酸っぱくてフルーティな印象でどんな味かイメージしやすい香りが多いかと思います。しかしカリンは果物でありながらフローラルな香りも合わせ持つため、「どんな味なのかちょっと想像しがたい、でもとってもいい香りがする」そんな特徴を持っています。軽やかで華やかなフローラルな香りと優しくフルーティな香りの両方を楽しめる、それがカリンならではの香りだと感じられる理由だと思います。
成熟前のまだ若い実は清々しいグリーンな香り、熟した状態になると爽やかでフローラルな香りが加わり、さらに追熟すると南国の果実のようなトロピカルな印象を感じる香りへと変わります。このような特徴的な香りが、シロップ漬けやはちみつ漬けと相性がいいのでは。

一般的な果物は香りと紐づいた味わいがします。しかしカリンはその華やかでフルーティな香りとは対照的に、生 の実かは硬くて渋いため、そのままでは食べられないのです。シロップやジャムにすることでその素敵な香りを楽しめますよ。

教えてくれた人

教えてくれた人

小林ちひろさん

ロッテ中央研究所チューイング研究部キャンディ研究課
2007年ロッテに入社。中央研究所チューイング研究部に在籍し、商品開発にしている。

カリンへの愛

生のカリンはとても素晴らしい香りがします。今後も研究を重ね、カリンの魅力をお菓子で表現する商品開発に、取り組んでいきたいなと考えています。

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